【AIbase 報道】人気のライティングツールであるGrammarlyは、昨年買収した生産性スタートアップ企業Codaを基盤として構築された新しいドキュメントインターフェースを近日リリースしました。このアップデートは、新たなユーザー体験だけでなく、学生や専門家により包括的なライティングサポートを提供するための強力なAIアシスタントとツールを統合しています。
新インターフェースはブロック優先のデザインコンセプトを採用しており、ユーザーはテーブル、カラム、区切り線、リスト、見出しを簡単に挿入でき、豊富なテキストブロックを使って重要な情報をハイライトしたり、ヒントやアラートを追加したりできます。このデザインにより、ドキュメント編集がより直感的で効率的になります。

新インターフェースの主要な特徴は、一連のAIツールを統合した点です。常時表示されるサイドバーAIアシスタントは、テキストを要約し、質問に答えることやライティングのアドバイスを提供します。さらに、いくつかの専門的なAIツールも利用可能です:
読者フィードバック(Reader Feedback): ユーザーは読者の役割を選択し、その役割に基づいてライティングに関するフィードバックを得られます。
スコアラー(Grader): 教師の指示とコース教材に基づいて、ユーザーのライティングにフィードバックを提供します。
引用検索(Citation Finder): 公共資料から引用を検索して生成します。
言い換えツール(Paraphraser): ユーザーの好みに応じてテキストのトーンを調整します。

注目すべきは、Grammarlyが新たに導入した類似性およびAI生成コンテンツを検出するエージェント
「AIを活用してライティングを支援しながら、AI生成コンテンツを検出する」という潜在的な矛盾に対し、Grammarlyは、学生にAIを活用する方法を教えることは「倫理的義務」であると述べています。これは、AIによるライティング支援と学術的誠実性の間でバランスを取ろうとする会社の姿勢を示しています。
