テンセントの上級執行副社長で、クラウドおよびスマートインダストリーセクターのCEOである湯道生氏は、8月25日夜に内部雑誌『知点』の年刊に記事を掲載し、この記事は彼自身とAIが協力して作成したと率直に述べた。彼は外部からの「テンセントはAIで遅れた」という評価を受け入れ、AIが単なる実行ツールから思考を補助する協力者へと進化したと考えている。
「船が漏水している」という不安と長期主義
湯道生氏は、他社がToB市場で大きな注目を集めていることや、計算力の不足が混元大モデルのイテレーションと製品化を妨げていることを正直に認め、内部には不安が存在すると言った。しかし彼は、AI競争は短距離レースではなくマラソンであり、現在業界はまだ始まったばかりで、市場の構造やビジネスモデルは定まっていないと判断している。そのため、長く耐え忍ぶことが早いかどうかよりも重要であると語った。
長期的な投資を行い、現実的なニーズを捉えることができれば、経済循環を乗り切る鍵となる。彼は業界が大規模モデルそのものにだけ注目すべきではないと指摘し、アルゴリズムは上限を決めるが、エンジニアリング能力が実装速度を決定し、場面(シナリオ)こそがテンセントの強みであると述べた。変革の中で、長期主義と人間中心の姿勢は変わらないと語った。
この発言は、馬化騰氏が以前から述べてきた立場と一貫している。今年5月の株主総会で、馬化騰氏はテンセントが初期段階ではAIの基礎的な能力が突出していなかったが、近年の人材育成と管理の改善により徐々に軌道に乗せることができたと語り、自嘲的に「一年前は船に乗ったと思っていたが、後になって船が漏水していることに気づき、今では乗っているものの座れなくなってしまった」と述べた。しかし、自身の強みを活かしながら慎重に着実に進めていく姿勢を堅持している。
6月に開催されたテンセントクラウドのAI産業応用カンファレンスでは、湯道生氏は外界からの「遅れた」という批判を受け入れ、複雑な組織の中では各事業線のペースが異なること、失敗や探求も含まれていることを認めた。幹部たちの連続した発言を見ると、テンセントは「遅い」という評価を再解釈し、長期的な視点を押すことで、計算力と場面の制約の中で走りすぎることなく、じっくりと戦略を進めている。
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