AI分野の「二大巨頭」の争いは、技術競争から公開的な世論戦に移行している。メディアが内部情報に基づいて報じたところによると、Anthropicの共同創業者兼CEOであるダリオ・アモディ氏は最近、社員向けの内部メモでOpenAIおよびそのCEOサム・オルトマン氏を激しく非難し、米国防総省との協力に関する発言を「完全な嘘」と指摘した。

この対立は、両社が軍事契約に対して異なる態度をとったことに起因する。以前、Anthropicは国防総省に対し、AIを国内の大規模な監視や自律型兵器に使わないことを保証するよう求め、新たな合意には至らなかった。その後、国防総省(特定の政治的背景では「戦争省」とも呼ばれる)はOpenAIと契約を結んだ。オルトマン氏は、OpenAIの新しい契約にもAnthropicが求めていた安全の境界線が含まれていると主張している。

これに対してアモディ氏は、OpenAIの行動を「セキュリティのゲーム」として明確に述べた。彼は、「OpenAIが契約を受け入れたのは従業員を落ち着かせるためであり、私たちは本当に乱用を防ぐためだった」と述べた。また、オルトマン氏が「平和の実現者」と「契約の達成者」として偽装していること、実際には誤解を招く情報を広めていると指摘し、彼の発言を「純粋な嘘」と呼んだ。

アモディ氏の怒りの核心は、契約における「合法的な用途」の定義にある。OpenAIは公式声明で、契約が違法な監視を排除していると堅く主張しているが、アモディ氏はそのような主張が「洗脳」と「世論の操作」であり、法律基準は政策によって変化する可能性があるため、「合法」が「安全」を意味しないと信じている。

現在の世論の流れは、Anthropicにとって有利に見える。OpenAIが軍と契約を結んだ後、同社のコア製品であるChatGPTのアンインストール数が295%急増したというデータもある。アモディ氏は、信中では勝者のように語り、一般の人々がAnthropicを道徳を守る「英雄」と見なし、アプリストアのランキングで今や第2位に上昇したと述べている。