顔面筋痙攣(HFS)の臨床評価は主観的であり、現在の治療効果には限界があり、手術リスクも伴うという課題がある。清华大学生物医学工学部の李翀准教授の研究チームは、複数の学部や臨床病院と連携し、メガネの形をしたウェアラブル型閉ループ神経刺激システムを開発することに成功した。この研究成果は1月10日に国際的なトップジャーナル「Nature Communications」に掲載された。

このシステムは、メガネフレームに統合された柔軟な静電誘導式センサー(HFSS)により、顔面の小さな筋肉活動をリアルタイムで捉えることができる。微小な応変信号を高感度で検出するために、研究チームはセンサーの基板にカルシウム銅チタン酸化物を導入し、マイクロメートル級の半球構造を構築した。これにより、開放電圧出力が約2.3倍になり、痙攣状態の正確な識別が可能となった。システムが痙攣を検知すると、内蔵された電気刺激モジュールが自動的に作動し、必要に応じた介入を行う。
このモニタリング・認識・介入の一体化設計により、顔面筋痙攣に対して非侵襲的で持続的かつ定量化された閉ループ制御の道を開き、臨床試験でも発作の強度を効果的に低下させ、患者の日常生活の質を著しく改善することが確認されている。

