1月6日(現地時間)、メタの親会社であるメタは、市場需要が予想を大幅に上回ったことにより在庫が極めて不足しているため、今年年初頭にカナダ、フランス、イギリス、イタリアで発売予定だった新しいRay-Ban Displayスマートグラスの発売を延期することを正式に発表した。

このスマートハードウェアは、世界的な眼鏡メーカーであるエシロール・ルクッティカと共同開発したもので、昨年秋に米国市場に登場して以来、消費者から大ヒットを博している。メタのプロパガンダ担当マネージャーのリサ・ブラウン・ジャロザ(Lisa Brown Jaloza)は公式ブログで、現在製品の注文待ちリストは2026年の中盤以降まで並んでいると述べた。このような「過去にない」需要に対応するため、メタは国際的な拡大計画を一時停止し、アメリカ市場の既存注文への優先対応に資源を集中させ、グローバルな供給戦略を再評価することに決定した。

メタがウェアラブル技術分野において重要な布石として打ち出したRay-Ban Displayは、クラシックでファッションな外観を保持しながら、写真撮影やストリーミングなどの機能も搭載している。最大の技術的進歩は、ユーザーが視線を外さずに情報を表示できるマイクロディスプレイを備えている点であり、スマートフォンと接続してメタAIアシスタントを使用し、深い音声インタラクションを実現できる。

メタのパートナーであるエシロール・ルクッティカは、この協力が自社ブランド(Ray-BanやOakleyなど)の売上高を顕著に増加させ、テクノロジーを統合した眼鏡の普及に伴って収益がさらに加速すると予測している。メタの創設者兼CEOのザッカーバーグも投資家に対して、同社がAIグラスという最先端の分野において業界のリーダーであることを改めて強調した。

しかし、AIグラス分野における競争は急速に激化している。グーグルは2026年に自身の大規模言語モデルGeminiを搭載したスマートグラスを発売する予定である。また、OpenAIも独自のAIハードウェアシリーズを開発しており、2026年末には最速で発売される見込みである。巨大企業が次々と参入することで、2026年はスマートグラスが「オタクの玩具」から「一般向けの必需品」へと進化する重要な節目となる可能性がある。