2026年初、ウェアラブルAIデバイス分野に画期的な新製品が登場します。カリフォルニア州のスタートアップ企業Pickleが発表した初の製品である「Pickle1」は、AR表示と高度なAIを融合させたスマートグラスで、公式には「魂コンピューター(Soul Computer)」と位置づけられています。このデバイスはユーザーの視覚と音声の文脈を継続的にキャプチャし、無限記憶、感情理解、アクティブなインタラクションを実現し、世界中のテクノロジー業界で大きな注目を集めています。

コアコンセプト:あなたの生活を共にする「第二の脳」

Pickle1の核となるのは、搭載されたPickle OSオペレーティングシステムです。このシステムは従来のスマートグラスのような受動的な反応モードではなく、ユーザーの生活習慣を主動的に学習し、日常の経験を検索可能な「記憶のバブル(memory bubbles)」に変換し、単一の記憶クラスターを作成します。

image.png

- 無限記憶機能:このメガネは内蔵カメラ、マイク、センサーにより、ユーザーが見たことや聞いたことをリアルタイムで記録し、文脈をスマートに整理します。ユーザーはいつでも過去の瞬間を思い出せます。例えば、会議中に言及された名前や数ヶ月前の会話の詳細などです。

- 主動的な理解と予測:AIは指示を待つことなく、事前にニーズを感じ取り、リアルタイムでのリマインダー、アドバイス、または自動化操作を提供します。例えば、出張を自動的に予約したり、メッセージを送信したり、買い物の提案を行うことができます。

- 感情とともに成長する:システムは「ユーザーと共に成長する」と強調しており、長期間着用(推奨:毎日少なくとも3時間、50回以上の視覚的相互作用)することで、徐々にパーソナライズされ、ユーザーの思考や好みを理解します。

ハードウェアの特徴:軽量で快適、24時間のAR体験

Pickle1は軽量設計で、本体は68gのアルミニウムフレームで構成されており、シルバーとブラックの2色展開があり、全天候対応の快適な装着を確保しています。

- デュアルエイリアスフルカラーAR表示:世界で最も先進的な波導技術を搭載し、現在独立型ARゴーグルの中で最大の視野角を持つフルカラー表示を提供し、日差しの中でも明確に見えるようにしています。

- クアルコムSnapdragon AIエンジン:超低遅延の計算を実現し、滑らかなARレンダリングとAI対話をサポートしています。

- 継続時間とインタラクション:二つのバッテリー設計により、混合使用で最大12時間の駆動時間を確保しています。空間音響スピーカー、高解像度マイク、指紋認証によるプライバシー保護も備えています。

プライバシーとエコシステム:ローカル優先、厳格な保護

「常に録画されている」という議論に対して、Pickleはデータをローカルで処理し、ハードウェアの隔離暗号化を使用し、必要な文脈のみを一時的に保存することを強調しています。サードパーティアプリケーションのデータはトレーニングに使用されず、ユーザーはPickle OSアプリを通じて完全にプライバシー設定を制御できます。さらに、システムはビデオ通話などのシーンで使用できる高精細AIヘッドモデルを生成する機能も備えています。

予約と展望

Pickle1は現在、予約を開始しています。早割価格は799ドル(200ドルの全額払い戻し可能な予約金が必要)、通常価格は約1300ドルです。米国では2026年第二四半期から出荷が始まり、国際配送はその後に続きます。

AIbaseの見解:AIウェアラブルデバイスの競争が激化する中、Pickle1は「記憶主導型」を軸に、Meta Ray-Banなどの製品の受動的なモードに挑戦し、ウェアラブルAIがツールから「パートナー」へと進化させるきっかけとなりました。技術の実現とプライバシーの問題はまだ時間がかかるかもしれませんが、その大胆なビジョンは業界に新たな活力を注入しました。今後、このようなデバイスは人間とAIとのインタラクションを再構築し、「忘れられない」ことを現実にするかもしれません。

公式サイト:https://www.pickle.com/