12月23日に、研究機関Quest Mobileが発表した『2025年後半のAIアプリケーションのイノベーションとエコシステムの実現報告書』によると、全市場におけるAIネイティブアプリの中で、最新週アクティブユーザー数上位4位は豆包(Dou Bao)、DeepSeek、元宝(Yuanbao)、アリババグループのアフー(Aifu)で、アリババ・チャンワン(Qwen)は第5位にランクインし、アリババグループが11月にリリースした汎用型AIアシスタント「リンクアン(Ling Guang)」も10位内に入っている。

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Quest Mobileのランキングによると、最新の統計期間(12月8日〜12月14日)において、週アクティブユーザー数上位10位のAIアプリの中には、6つの汎用型AIと4つの特化型AIがあり、汎用型と特化型AIが対立する構図を形成している。そのうち、バイチュウ系のアプリは3つランクインし、アリババグループは2つランクインしている。週アクティブユーザー数の規模において、汎用型AIは現在の優位性が明確で、豆包の週アクティブユーザー数は1億5500万に達し、DeepSeekと元宝はそれぞれ8156万、2084万である。

特化型の専門AIでは、現在のユーザー数が最も大きいのはAI健康アシスタント「アリババアフー(Aifu)」であり、週アクティブユーザー数は1000万を超えた。公開情報によると、アフーは12月15日にアプリの新バージョンをリリースし、健康サポート機能、健康に関する質問応答機能、健康サービス機能の3つのアップデートを行い、AIツールからAIフレンドへと転換したことを発表した。アフーの新版アップデート後、ダウンロード数は急激に増加し、一時的にAppleアプリストアの無料総合ランキングの第2位にランクインした。

注目すべきは、アリババアフーとリンクアンはともに今年後半にリリースされたアプリであり、成長の勢いが強いことである。QMの報告書によると、7月以降にリリースされたAIネイティブアプリの中で、「アリババアフー」とマルチモーダル型の汎用型AIアシスタント「リンクアン」が業界の成長をリードしており、日次アクティブユーザー数および週次アクティブユーザー数が新規アプリの中でトップ2に位置している。