非営利研究機関のFutureHouseは、AI研究システム「Kosmos」を発表しました。1回の実行で12時間で1,500編の論文を読み、42,000行の分析コードを生成および実行し、トレーサブルなレポートを出力することができます。これは人間のチームが6か月かけて行う作業量に相当します。このシステムは構造化された世界モデルに基づいており、1,000万トークンを超えるコンテキストの中で論理的連続性を保ちます。神経科学や材料科学などの分野で7つの発見を完了しており、そのうち4つは初めて報告されたものです。

Kosmosは自律的なループアーキテクチャを採用しています。文献検索とデータ分析のタスクを並列で開始→内部知識グラフを更新→次回の探索を再計画する。平均して、1回の実行でデータ分析を166回、文献レビューを36回繰り返し、結論はコードスニペットや原文に正確に引用され、完全な監査が可能です。実験では、Kosmosは3つの未発表の研究を独自に再現し、核苷酸代謝が低温脳処理の重要な経路であることを確認し、パラサイトン太陽電池において60g/m³以上の絶対湿度で機能不全になる閾値を発見しました。
