9月16日、国内の第三者データ機関QuestMobileは最新のAIアプリケーション業界レポートを発表し、ドウバオ(Doubao)、DeepSeek、ユアンバオ(Yuanbao)、Kimi、AQなどが中国AIネイティブアプリケーショントップ10に選出された。その中で、アリババグループ傘下のAIヘルスケアアプリ「AQ」は初めてランクインし、前月比で60.1%を超える成長率を記録し、全業界で第1位となった。公開資料によると、「AQ」がランクインしてから独立したアプリを正式リリースしてわずか2か月程度である。

QuestMobileの報告書によると、AIネイティブアプリケーションの主要な競争領域は、統合アシスタント、検索エンジン、専門コンサルタントの3つである。これを見ると、上位2つの分野の規模は依然として圧倒的だが、AI専門コンサルタントという分野は大きな潜在力を持っていることが分かる。ネイティブアプリの前月比成長率は56.5%と高く、第一・第二の分野を大きく上回り、「AQ」も急速に全業界の上位10位にランクインした。

近年、アリババグループはAI医療・健康分野の進展を加速している。2024年7月には国内初のマルチモーダル医療大規模モデル「アリババ医療大モデル」を発表し、今年6月26日に「AQ」という大衆向け戦略的アプリを正式リリースし、その後Apple App Storeの医療ランキングで1位を獲得した。現在、「AQ」は患者が医師を探す、問診する、検査結果を読む、健康を測定するなど100以上のAIサービスを提供しており、全国で約100万人の実際の医師や5,000社以上の病院、300人以上の有名医師のAIキャラクターと接続されている。9月11日、アリババグループCEOのハン・シンイーは外灘大会で、「今後5年以内に、誰もが信頼できるAIヘルスセラピストを持つことを願っている」と述べた。
