MIXIはOpenAIと提携し、わずか45日でChatGPT Enterpriseを導入することに成功しました。この取り組みにより、社内でのコミュニケーションや業務効率が顕著に向上し、1,000人を超える従業員がこの先進的なAIツールを広く利用できるようになりました。
MIXIは、モバイルゲーム「MONSTER STRIKE」と家族写真共有アプリ「FamilyAlbum」で知られている日本の企業です。同社のミッションは「コミュニケーションを豊かにし、楽しくなる瞬間を生み出すこと」であり、AI技術を通じて継続的なイノベーションを追求し、ユーザーのニーズに応えたいと考えています。OpenAIとの提携を通じて、MIXIはより効率的な職場環境を作り出したいと考えています。

導入プロセスにおいて、MIXIチームはOpenAIのカスタマーサクセスチームと密に協力し、データセキュリティおよび使用ルールに関する問題を解決しました。MIXIの取締役兼上級管理職である村瀬達実氏は、安全で統一された環境を構築することが非常に重要だと述べました。こうすることで、従業員は安心してAIツールを利用できます。ChatGPT Enterpriseを活用することで、従業員は知識を簡単に共有し、業務効率を向上させることができます。
導入後、MIXIは従業員がChatGPTをより効果的に使いこなせるよう支援するため、3つの重要な研修プログラムを開始しました。これらのプログラムには、全従業員向けのリアルタイム研修、新入社員向けの生成型AI入門トレーニング、そしてエンジニア向けのハッカソン活動が含まれます。これらの研修を通じて、従業員はAIの活用スキルを迅速に習得し、全体的な業務効率を向上させました。
FamilyAlbumはMIXIが運営する人気アプリの一つで、親が家族や友人と子供の写真や動画を共有するのに役立ちます。このアプリは175カ国以上で2,500万人以上のユーザーがおり、FamilyAlbumチームはGPT技術を利用して広告クリエイティブを最適化し、ブランド認知度を高め、作業時間は約28時間短縮されました。

一方で、MIXIの投資部門もChatGPTを活用して投資評価とモニタリングプロセスを改善しました。チームは「リスクファンド初期審査サポート」という専用のGPTを開発し、投資提案を迅速に整理・評価することができました。このツールにより、審査時間が1~2時間からわずか5~10分に短縮され、業務効率が大幅に向上しました。
ChatGPT Enterpriseを導入して以来、MIXIでは80%を超える従業員がアクティブユーザーとなり、1,600個以上のGPTが作成されています。村瀬氏は、あるプロジェクトでは作業時間が90%以上短縮されていると指摘しました。従業員は現在、独自のツールを開発できており、会社全体のイノベーション能力が向上しています。MIXIは今後もOpenAI製品を活用し、ユーザーにより意味のあるコミュニケーション体験を提供していきたいと考えています。
ポイント:
🚀 MIXIはOpenAIと提携し、45日でChatGPT Enterpriseを成功裏に導入し、業務効率を向上させました。
💼 会社は複数の研修プログラムを導入し、従業員がAIツールを活用できるようにし、イノベーションを促進しています。
🌍 80%以上の従業員がアクティブユーザーとなり、独自のツールを開発し、会社の持続的な進歩を推進しています。
