4月27日、清華大学傘下の2つのAI企業である智譜(Z.ai)と生数科技(shengshu.com)は、戦略的提携を発表しました。この提携は、両社が持つ大規模言語モデルとマルチモーダル生成モデルに関する技術力と強みを活かし、国産大規模モデルの技術革新と産業応用を推進することを目的としています。

智譜と生数科技の提携内容は、共同研究開発、製品連携、ソリューション統合、業界連携など多岐に渡ります。製品連携においては、智譜のMaaSプラットフォームが生数科技のVidu APIと連携し、Viduの動画生成機能を統合することで、より幅広い開発者や企業顧客へのサービス提供が可能になります。ソリューション統合においては、両社の技術力を活かし、重点業界において競争力のある技術ソリューションを構築します。さらに、業界連携においては、官公庁・企業サービス、インターネット関連、文化観光、広告マーケティング、アニメーション・映画、放送メディアなどの垂直分野に焦点を当て、業界の多様なニーズに応えるAIイノベーションアプリケーションを共同で構築し、重点業界における技術の規模拡大を目指します。

微信截图_20250427140914.png

共同研究開発においては、智譜が独自開発したGLM大規模モデルシリーズは、言語モデルとマルチモーダルモデルにおいて技術的に優れており、オープンソースの動画生成モデルCogVideoXはGitHubで1万以上のスターを獲得しています。生数科技は、独自開発のマルチモーダル汎用大規模モデルに特化し、最先端の動画生成およびマルチモーダル生成製品を提供しています。今回の提携は、両社のマルチモーダル分野における技術力を基に、国産大規模モデルの総合的な能力と先進性をさらに向上させ、国産大規模モデル業界エコシステムの健全な発展と繁栄を促進します。

今回の提携は、清華大学におけるAI分野の2つのリーディングカンパニーによる強力な連携を示しており、国産大規模モデルの技術革新と産業応用における大きな可能性を示しています。