フィットネス科技企業Keepは最近、スポーツ健康垂直分野向けの専用AIモデル「Kinetic.ai」を発表し、このモデルに基づいて初の汎用AIコーチ「カカ(Kaka)」をリリースしました。この革新的なAIコーチは、ユーザーに合わせた運動計画とプログラムを提供し、スマートフィットネスの発展を促進することを目指しています。

Kinetic.aiは、Keepが大量の運動データと専門知識を蓄積し、独自の基盤モデルのトレーニングと最適化を組み合わせることで実現した、業界初の垂直分野専用AIモデルです。Keepは、今後Kinetic.aiの機能を継続的に最適化し、現在のテキストインタラクションから、音声や画像などマルチモーダルなアプリケーションへと拡張することで、ユーザーエクスペリエンスをさらに向上させると述べています。

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画像出典:画像はAIによって生成され、画像ライセンスサービスプロバイダーMidjourneyから提供されています。

このモデルに基づくAIコーチ「カカ(Kaka)」は現在、体験版段階に入っています。ユーザーは主要機能(個人向け運動ニーズに合わせたトレーニングプランとプログラムのカスタマイズ、基本的なQ&A機能など)を無料で体験できます。将来的には、カカ(Kaka)はKeepの会員システムと統合され、一般ユーザーは基本機能を無料で利用でき、会員は回数無制限の高度な機能を利用できるようになります。

Keep関係者によると、カカ(Kaka)は5月に音声ガイドや画像認識などのマルチモーダル機能を追加したより完成度の高いバージョンがリリースされる予定です。また、機能向上のため、毎月新しいスキルを追加していく計画です。Keepは、業界のフィットネスインストラクターのメソッドを継続的に取り入れ、データ収集、プログラム作成、リアルタイム指導、フィードバックなどの各段階を最適化することで、AIコーチの能力をさらに向上させていくとしています。

Keepの創業者である王寧氏は、創業10周年を機に、今後AIに全力を注ぎ込み(「All in AI」)、10年間蓄積してきた運動データを利用して、オンラインフィットネスを推薦型から生成型へと転換させ、運動科技業界の発展をリードし続けると述べました。この発表後、Keepの株価は40%以上上昇しました。