アップル社は12月9日、開発者と公測ユーザー向けにiOS18.2の2つ目のリリース候補版(RC)を公開しました。このアップデートは、iOS18.1リリースから1ヶ月以上を経て提供されたものです。iOS18.1ではいくつかの新機能と修正がユーザーに提供されましたが、今回のRC版では、開発者とテストユーザー向けに、より多くのAI機能が追加されています。さらに、すべてのユーザー向けの新しい機能とアップグレードも含まれています。

image.png

RC版はまだテスト段階であることにご注意ください。バグが含まれていたり、バッテリーの持ちが悪くなる可能性があるため、メインデバイスではなく、サブデバイスでのダウンロードをお勧めします。普段使いのiPhoneではなく、別の端末で試用することをお勧めします。

アップルはまだiOS18.2の正式リリース日を公表していませんが、通常、RC版公開から約1週間後に一般向けにアップデートが配信されます。以下に、iOS18.2で近日中に利用可能になる新機能の一部をご紹介します。特に、AI機能は現在、iPhone 15 Pro、Pro Max、およびiPhone 16シリーズのユーザーのみに限定されています。

まず、「探す」アプリが改良され、紛失したアイテムを見つけやすくなりました。「探す」>「アイテム」でアイテムを選択した後、「アイテムの位置を共有する」を有効にすると、紛失したアイテムの位置情報を他の人と共有できます。

次に、メールアプリもアップグレードされ、メール分類機能が追加され、メールの管理が容易になりました。GmailやOutlookのように、メールを複数のカテゴリに分類できます。

さらに、ロック画面の音量スライダー機能が復活し、設定でロック画面に表示するように設定できます。また、お子様のデバイスのスピーカーを保護するために、デバイスの音量上限を設定することもできます。

image.png

AI技術の発展に伴い、アップルはGenmojiという新しい機能も発表しました。ユーザーは説明に基づいてカスタム絵文字を生成できます。さらに、Visual Intelligence機能では、カメラで物体を認識し、関連情報を提供します。Image Playgroundでは、テキストプロンプトから画像を生成できます。

image.png

また、Siriもアップグレードされ、Siriを通じてChatGPTにアクセスして、よりスマートな回答を得ることができます。これらの新機能は、間違いなくユーザーのiPhone使用体験をより豊かで便利にするでしょう。

要点:  

🔍 「探す」機能の追加、アイテムの位置共有が容易に。  

✉️ メールアプリのアップグレード、複数カテゴリのメール管理に対応。  

🎤 SiriにChatGPTを導入、よりスマートな音声アシスタント体験を提供。