Salesforce社は先日、新たに発売された生成AIエージェント製品の販売を支援するため、今後1000名以上の従業員を採用すると発表しました。
マーク・ベニオフCEOはメッセージの中で、今回の採用活動は同製品がもたらす「大きな勢い」を最大限に活用するためだと述べています。「Agentforce」と名付けられたこの製品は2週間前に発表されたばかりで、ベニオフCEOは顧客からの好意的なフィードバックを受けていると語っています。
世界最大の顧客関係管理ソフトウェアプロバイダーであるSalesforce社は、今年、AI戦略を大幅に変更し、人間の監督なしに顧客サポートや営業開発を行うことができる自律型エージェントの開発に注力しています。この製品の初期価格は、会話1回あたり約2ドルです。
過去2年間、サンフランシスコに本社を置くSalesforce社は、従業員の削減や顧客によるセルフサービスやサードパーティ購入オプションの利用促進など、販売コストの抑制に努めてきました。1月末時点でのSalesforce社の従業員総数は72,682名でした。
現在、ServiceNow社やMicrosoft社などの他のソフトウェア企業も、自律型エージェント製品の開発に積極的に取り組んでいます。ベニオフCEOは、Microsoft社のAIへの取り組みを繰り返し批判し、「Co pilot」製品は顧客への提供において期待外れであると指摘しています。
Salesforce社が採用情報を発表した後、同社の株価も上昇し、金曜日に約1.5%上昇、さらに2.5%上昇して322.81ドルという過去最高値を更新しました。木曜日の終値時点で、Salesforce社の株価は今年18%上昇しています。
要点:
🌟 Salesforce社は、新たに発売されたAI製品Agentforceの販売に特化して1000人の従業員を採用する計画です。
🤖 新製品Agentforceは、人間の監督なしに顧客サポートと営業開発タスクを実行でき、初期価格は会話1回あたり2ドルです。
📈 採用情報の発表後、Salesforce社の株価は過去最高値を更新し、今年の株価上昇率は18%に達しています。