アリババ・チュンワンが8月31日に「エージェントチーム」機能をリリースしました。この機能により、AI動画制作の方法は従来のプロンプト作成中心から、ユーザーがアイデアを提示し、エージェントが積極的に考えながらタスクを分解して実行するマルチエージェント協働モードへと拡張されました。この機能はすでに「チュンワンクリエイション」のPC版および「チュンワンアプリ」でリリースされており、複数のデバイス間での柔軟な協働が可能です。
モデル面では、「チュンワンクリエイション」は初めてWan3.0動画生成モデルを採用し、さらに高速かつ高品質なWan3.0Primeフルパワーバージョンも同時にリリースしました。また、Qwen-Image-3.0などのアリババのトップレベルのモデルも統合されており、エージェントチームがそれぞれのクリエイティブなプロセスに応じて適切なモデルを計画的に呼び出して出力を行います。

ワークフローにおいては、脚本家、監督、美術、動画生成など異なる役割を持つエージェントが協力し合い、アイデア企画、シナリオ作成、キャラクター設定、コマ割りデザイン、画像生成、声優と音楽の追加、完成編集に至るまで一貫したフローを完了します。
応用シーンはAI短編ドラマやマンガドラマ、マーケティング広告、画像デザイン、ゲームコンテンツなどに及んでいます。ユーザーがストーリーの構想を提示すると、エージェントは順次物語の拡張、キャラクターの設定、そして完成品の生成を行います。ブランド資料や商品素材をアップロードすると、システムはターゲット層と製品の特長をもとに広告を作成します。ゲームのシーンでは、エージェントは必要に応じてキャラクターのモデリング、画面のスタイル、カメラの動きなどを設計し、アイデアに応じてリアルタイムでコマ割りや完成品を補足・調整することも可能です。

マルチエージェント協働により、従来の企画、シナリオ作成、声優、編集などの多くの人材が必要だったクリエイティブなプロセスを、一度のアイデア入力で済ませることができるようになりました。これにより、専門的なコンテンツ制作の障壁が顕著に低下しました。この取り組みは、先進的なメーカーが単一の生成モデルからエージェント化されたクリエイティブプラットフォームへと進化する製品戦略を継続しているものであり、AI動画生成の競争の焦点はモデルの効果からワークフローの組織能力へと移りつつあります。
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