ブルームバーグの報道によると、スマートリングメーカーのOuraは来月からアメリカで初の上場(IPO)を開始する予定で、資金調達額は最大で30億ドルに達し、企業評価は160億ドルを超える見込みである。本社はサンフランシスコとフィンランドにあり、現在900人以上の従業員がおり、今回のIPOでは既存投資家が株式を大量に売却する見込みである。

この評価は、昨年9月にEラウンドの資金調達を完了した際の109億ドルから大幅に向上している。その際、Fidelity、ICONIQ、Whale Rock、Atreidesなどの機関が8.75億ドルを出資し、Dexcom、The Chernin Group、Forerunner Ventures、Coatue、テマセクなども以前から投資していた。

健康データ、AI分析、スマートハードウェアの統合が加速する中、ウェアラブルデバイス市場の競争は過熱している。Samsungは2年前にGalaxy Ringを発売しており、運動・健康プラットフォームのWhoopもホルモン追跡や更年期健康、甲状腺血液検査機能などを拡充し、ユーザー数を増やしている。今年3月には100億ドルの評価を受けた。Ouraも類似の成長経路を歩んでおり、初期には「バイオハッカー」向けの製品だったが、徐々に大衆向けの睡眠と回復に関するブランドへと進化している。

Ouraは今年5月にIPO申請を秘密裡に提出したことを発表した。会社のデータによると、2024年の売上高は約5億ドル、2025年は約10億ドル、2026年にはほぼ20億ドルに達すると予測されている。

一方で、OuraはIPO前の課題も抱えている。最近、同社は旧金山で提訴される可能性のある集団訴訟に巻き込まれており、睡眠トラッキング機能の正確性を過剰に宣伝したとの指摘を受けている。原告側は、Ouraが睡眠ステージなどの指標を医療用機器と比較して正確性に欠けるとしている。これに対してOuraは、法的な手段を通じて反論すると述べ、睡眠段階の分類機能が複数の研究によって確認されており、多導睡眠図などの標準的な方法と比較され、第三者の研究によって正確性が裏付けられていると説明している。