韓国のインターネット大手であるカカオは8月21日、取締役会が分割計画を承認したと発表しました。新会社「Kakao AI」を設立し、KakaoTalkおよび人工知能(AI)事業に注力する予定です。現存する会社は残され、「Kakao X」として名称を変更し、投資、フィンテック、コンテンツ、配車などの業務を担当することになります。カカオは今回の再編成により、二つの主要な事業を独立した運営体制にすることで、AI戦略の実行を加速し、資本配分効率を向上させることを目的としています。

この計画によると、両社は純資産の帳簿価額に基づき、36%と64%の割合で分割される予定です。現在の株主は保有株式比率に応じて両社の株式を取得します。分割後のKakao AIは「AIコア企業」として定位され、約5,000万ユーザーを持つKakaoTalkを基盤としてAI事業を推進する予定です。同社はKakaoTalkを従来の即時通信ツールから、ユーザーの意図や会話文脈を理解できる「スマートエージェント型のAIインターフェース」にアップグレードする計画を立てており、AIエージェントを通じて検索、おすすめ、ショッピング、決済などのサービスを接続する予定です。

スケジュールに関しては、カカオは2026年12月17日に臨時株主総会を開催し、2027年1月1日に会社の分割を完了する予定です。その後、2027年1月27日にKakao AIの再上場を推進し、同時にKakao Xの上場変更を完了する予定です。具体的な日程は規制機関との協議および関連手続きによって調整される可能性があります。

今回の分割は、カカオがAIをグループ内の重要な構成要素としてさらに独立した成長エンジンに昇格させようとするものであり、KakaoTalkの膨大なユーザー基盤を活用して、AIをチャットツール内の機能から日常的なサービスへのスマートな入口に進化させようとする試みでもあります。