Google は製品を頻繁に廃止することでも知られているが、今回は正式リリースされていないアプリケーションすら対象となった。今年5月のGoogle I/Oでデビューした独立型モバイルアプリ「Google AI Studio」は、正式リリース間近になって公式に完全中止された――このアプリはApp StoreとGoogle Playで世界168か国で約80万ユーザーが事前購入していた。

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当初の計画では、このアプリはAndroidとiOSプラットフォームに登場し、開発者やクリエイターがいつでもどこでもアイデアをキャプチャし、スマートフォン上で直接AIアプリを構築・テスト・反復・リリースできるようにする予定だった。Google AI StudioチームはSNSで説明した。「ユーザーが『新たな独立アプリをダウンロードする』よりも、別の戦略を採用するほうが良い」と考え、コア機能をGeminiアプリに直接統合することを選択した。

放棄ではなく、Geminiを総合的な中枢へと進化させる

機能は完全に放棄されたわけではない。Geminiチームとの深い協力により、モバイル版とデスクトップ版のGeminiアプリに組み込まれた。Googleの意図は明らかだ。Geminiを全面的なコアハブにし、AIアプリの生成とプロトタイプ開発が単なる開発者ツールに限定されないようするためだ。今後、一般消費者も開発者も、Geminiとの日常的な会話の中で、自然にカスタマイズ可能なアプリ構築体験を手に入れることが可能になる。

すでに事前購入を完了した80万ユーザーには、独立したAI Studioクライアントをダウンロードすることはできなくなるが、公式は将来的にはGeminiのアップデートを通じてすべての下位機能が実装されるとしている。一方で、ウェブ版のGoogle AI Studioは引き続き維持され、独立して運用され、Googleによる継続的な投資とアップデートを受け続ける予定だ。これはプロフェッショナルな開発者やクリエイターがアイデアからビジネスへの転換を果たす重要な拠点となる。