アントグループ、Kapacity V0.2発表

アントグループは、インテリジェントクラウド容量テクノロジーツールであるKapacity V0.2を発表しました。このバージョンでは、アントグループ独自開発の「トラフィック駆動型レプリカ数予測」AIアルゴリズムが導入され、本番環境に対応した予測型弾性伸縮を実現しています。

予測型スケーリングは、反応型スケーリングと比較して、トラフィックの変化に事前に対応し、リソースの水位を安定的に制御し、より高い精度でリソースを活用できるという利点があります。

Kapacityは、トラフィック駆動型レプリカ数予測アルゴリズムを使用し、レプリカ数予測問題をトラフィック予測問題に変換します。線形モデルと残差モデルを用いて、トラフィック、容量、レプリカ数の間の関連性を学習することで、レプリカ数の予測を実現しています。

さらにKapacityは、カスタム指標のサポートを提供します。Metrics APIの拡張とPrometheus Adapterの統合により、一般的な指標の履歴検索とワークロード次元による集約検索機能を実現しています。