データ分析機関センサートワーラの最新報告によると、今年上半期にApple App Storeで新規追加されたアプリ数は約56万件に達した。現在の増加傾向を考慮すると、2026年の年間新規アプリ総数は100万件を突破する見込みで、2016年に記録した89万件という歴史的な最高記録を大幅に上回る。

しかし、このアプリブームの要因はもはや専門開発者ではなく、AIプログラミングツールを使う一般人である。

AIプログラミングが境界を低下させ、低品質なアプリが溢れかえる

プログラミング経験が少ない人がReplitやBolt.newなどのAIプログラミングツールを使い始め、自然言語のプロンプトだけで迅速にフルスタックアプリケーションを作成できるようになった。専門開発者もClaude CodeやGitHub Copilotなどのスマートアシスタントを使って開発を補助している。

その結果、数え切れないほどの低品質で似たような「AIガラクタアプリ」が市場に流入している。供給側の爆発的な増加とは対照的に、ユーザーのダウンロード意欲は非常に低迷しており、App Store全体のアプリダウンロード数は昨年わずか3%増加したにとどまり、今年はさらに増加率が2%に低下している。

審査の負担が増大し、模倣品とセキュリティリスクが顕在化

膨大なアプリの提出により、審査効率について議論が起きている。多くの開発者がApple Developerフォーラムで最近の審査期間が明らかに長くなっていると不満を述べているが、Apple公式はこの説を否定し、90%のアプリが48時間以内に審査完了できていると述べている。2009年から2016年までApp Storeを担当したPhillip Shoemakerは、無制限なアプリの急増がAppleの審査リソースを深刻に消費し、悪意ある人物がアプリストアにセキュリティ上の脅威を持つマルウェアを押し込める可能性があると警告している。

多くのユーザーが市場に外観や機能が粗末な模倣品が溢れていると報告しており、最近のメディア報道ではAI生成アプリが重大なプライバシー漏洩のリスクを抱えていること、さらには宣伝通りの機能が正常に動作しないケースも確認されている。