世界最大の計算力を誇るNVIDIA(ナビディア)が大規模な動きを展開しています。関係者によると、NVIDIAは来月に開催されるGTC開発者カンファレンスで、推論計算専用の新型プロセッサを正式に発表する予定です。注目すべきは、この新しいチップがNVIDIA単独で開発した製品ではないこと。スター企業のGroqの最先端技術を統合したものであるということです。

協力 せきしゅう ビジネス (2)

AIエージェント(AIエージェント)が世界的に爆発的に成長する中、市場におけるチップの需要は単なる「モデルトレーニング」から効率的な「タスク応答(推論)」へと移行しています。NVIDIAの今回の行動は、競合企業を正確に狙い撃ちし、AI推論市場での支配的地位を確固たるものにするためのものです。

強力な提携:AIの「反応遅れ」の課題解決

今回の提携の核となるのは、Groq独自の「言語処理ユニット」技術です。従来のNVIDIAのGPUアーキテクチャに比べて、この技術はAIによる応答生成の「デコード」プロセスにおいて非常に高い効率を発揮します。

以前には、NVIDIAが200億ドルという巨額でGroqの主要技術のライセンスを獲得し、その核心管理チームも自社に取り込んだことが明らかになっています。この「人材+技術」の深い統合により、AI対話の流れをよりスムーズにし、コストを下げ、エネルギー効率を向上させる垂直分野向けのツールを開発することを目指しています。

OpenAIが再び参入、高価格で注文

NVIDIAにとって、今回の動きの中で最も大きな勝利は、大手顧客であるOpenAIを再び獲得したことです。

過去数か月、GPUの高価格や消費電力の問題に不満を持っていたOpenAIは、代替案を探していた時期もあり、Cerebrasなどのスタートアップ企業と供給契約を締結していました。しかし、NVIDIAがGroq技術を統合した新プラットフォームが登場したことで、OpenAIはその製品の最初の大口顧客の一つになることを決定しました。現在、OpenAIはこの新しいシステムを使って、Codexプログラミングツールを全面的に刷新し、Anthropicなどの競合企業に対抗する計画です。

計算力競争の「後半戦」へ

現在、AIチップ市場の競争は白熱しています。グーグルやアマゾンなどの巨大企業も自社開発のチップを発表しており、NVIDIAの市場シェアを脅かそうとしています。