オーストラリアのAIインフラストラクチャスタートアップ企業であるFirmus Technologiesは、今日、ブラックストーン・グループ(Blackstone)が主導した100億ドルの巨額債務融資を獲得したことを発表しました。これはオーストラリア史上最大級の私募信用融資の一つであり、世界中のAI計算力基盤が「軍備競争」の新たな段階に入ったことを示しています。

この資金は主にFirmusの「南門プロジェクト」に使用されます。この計画では、全オーストラリアに超大規模なAIセンターを構築し、2028年までに計算能力を1.6ギガワットに引き上げる予定です。これらの施設には、ナビダ社の最新高性能チップが搭載され、グローバルな顧客に最高レベルのAIクラウドおよびベアメタルコンピューティングサービスを提供する予定です。
Firmusの強みは、自社開発した液体冷却技術にあります。従来の方法と比較して、この技術は45%のエネルギー効率を改善し、ほぼ1.02という極めて高い電力使用効率を実現します。ブラックストーン・グループは、AI革命の進展により、高エネルギー効率を持つ物理的なインフラが現在最も有望な投資分野であると述べています。
これまでに、Firmusはナビダ社などの巨大企業から株式投資を獲得していました。今回の100億ドル規模の資金調達により、同社はアジア太平洋地域だけでなく、世界の計算力市場においても中心的な立場を占めることが期待されています。
