2月2日、アリババグループが開発した汎用AIアシスタント「レインライト(霊光)」は、コア機能である「スラッシュアプリ(閃アプリ)」の全面的なアップグレードを発表し、「画像アップロードでアプリ作成」および「デスクトップウィジェット」の2つの新機能を正式にリリースしました。さらに、音声合成、大規模言語モデル(LLM)の呼び出し、カレンダーサービス、マルチモーダル理解、テキスト読み上げ、永続的ストレージ、ジャイロスコープ、振動フィードバックなどの約20項目のAPIツールも統合しています。アップグレード後、ユーザーは効率的にカスタマイズされた小ツールを作成でき、生成されたアプリにはリアルタイムのフィードバックと没入型の視覚・聴覚・触覚のインタラクティブ体験が備わっています。実用性と楽しさが同時に向上しています。

(レインライトのスラッシュアプリに近20のAPI機能が統合され、図はアプリの例です)
「画像アップロードでアプリ作成」の機能では、システムが画像の内容をスマートに解析し、UIインターフェースの再現、重要な情報の構造化抽出、シーンのスタイル識別を実現します。個人的なニーズに基づいて、静止画をダイナミックでインタラクティブなツールに一括変換できます。例えば、ユーザーが学生成績表や製品販売ランキングなどの画像をアップロードすると、オンライン管理ツールが生成され、データのビジュアル化と協働が可能になります。このような「見える通りに作る」という画像からアプリへの変換モデルは、オフィスや生活の場面での効率を向上させます。画像認識とアプリ生成の連携は、軽量アプリ開発の融合において重要な方向性となるかもしれません。

(ユーザーは撮影した画像や手描きの絵などをレインライトにアップロードし、自分のニーズに応じてカスタムアプリを作成できます)
新たに統合された約20のAPIツールは、生活計画、教育学習、クリエイティブなインタラクションなど多様なシーンに対応し、ユーザーがより複雑なカスタムアプリを構築するのをサポートします。例えば、LLM呼び出し機能を利用して、ユーザーはAI面接官(プロダクトマネージャーやEC運営などの役割を模倣して会話トレーニングを行う)、または節日お祝いメッセージ生成器(特定の人物の口調で面白くインタラクティブなコミュニケーションを提供)などの対話型アプリを迅速に作成できます。リアルタイム検索APIはGDP、天気、商品価格などの構造化データを取得できるため、ツールが動的な情報処理能力を持つようになります。エンタメインタラクション分野では、ジャイロスコープ、音声合成、振動フィードバックなどの機能が追加され、ゲームやシミュレーションアプリに没入感のある身体的インタラクションを注入しています。ユーザーはゲームスコアやクリアなどのポイントでカスタムサウンドと物理的なフィードバックをトリガーし、個々の能力を組み合わせて独自のインタラクティブ体験を作り出せます。
業界関係者は、今回のレインライトスラッシュアプリのAPIエコシステムのモジュラーデザインが「レゴのような」創造的な論理を示していると考えています。ユーザーはコードを書くことなく専門的な機能を組み合わせ、創造そのものに焦点を当てることができます。今回のアップグレードにより、AIアプリケーションは「情報提供者」から「インタラクティブなツール配信者」へと進化し、技術のハードルを下げてインタラクションの次元を広げることで、軽量で場面に適したAIツールの普及に新たな力を与えています。
レインライトスラッシュアプリは「最速30秒でインタラクティブなツールを生成する」という特徴により、多くのユーザーに支持されています。データによると、2025年12月までにユーザーが累計で1,200万以上のレインライトスラッシュアプリを生成しており、生活、学習、仕事などさまざまなシーンで頻繁に使用されており、強力なユーザー需要と製品の生命力を示しています。
今後、APIエコシステムが拡大し、マルチモーダル技術が深まり続けることで、「スラッシュアプリ」の形態は専門的な開発と一般ユーザーの創作の境界をさらに曖昧にする可能性があります。AIアプリケーションエコシステムは「ツール供給」から「創造の共鳴」へと進化し、業界におけるAIの実用化の道を探索する上で重要な参考となります。
