AIbaseによると、富豪のエロン・マスク(Elon Musk)がOpenAIを相手に提起した裁判で大きな進展があった。米国地裁のイェヴァンヌ・ゴンサレス・ロジャース判事は、現在の証拠がこの事件を陪審員による審理に進める十分な根拠を有していると述べた。

マスクは、OpenAIおよびその共同創設者であるサム・オルトマン(Sam Altman)、グレッグ・ブロクマン(Greg Brockman)が元々の非営利の使命を放棄し、利益追求を通じて契約協議を違反したと主張している。初期投資家として、マスクは約3800万ドルの資金および戦略的支援を、OpenAIが公益性を保持することを前提として提供したと語っている。しかし、同社は再編過程において秘密裡に営利モデルへの転換を計画しており、詐欺および不正利得の疑いがある。

OpenAI

一方、OpenAIは訴えが根拠がないものであり、マスクの「継続的な嫌がらせ」だと強調し、再編が汎用人工知能(AGI)開発に必要な巨額の資金調達のためであると説明しているが、判事はブロクマンの2017年の日記などの証拠が、リーダー層が非営利構造を維持することを繰り返し保証していたことを示しており、その後の商業化の動きとは著しく対立していると指摘した。

現在、OpenAIは公益法人への転換を完了しているが、マスクは自らが称する「違法所得」の回収を求めており、マイクロソフトとOpenAIの提携協定にも疑問を投げかけている。この「AIの世紀の大審理」は、2026年3月末にカリフォルニア州オークランドで開廷予定で、その際にマスクとオルトマンがともに証人として出頭する見込みである。