最近、アリババグループのQwenアプリは学習やドキュメント作成などのコア機能をユーザーに無料で提供すると発表し、この取り組みは大学の学生たちの間で注目を集めました。多くの学生がSNS上で投稿し、「PPT作成や資料ダウンロード、翻訳、ドキュメント作成などの一般的なツールのサブスクリプション費用を合計すると、Qwenの無料戦略によって1年間で最大2000元の会員費を節約できる」と述べています。

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一部の学生は、課題を完了するために複数のアプリを使い分ける必要があると述べています。「PPTテンプレートを使うには会員登録が必要で、資料を探すには有料ダウンロードが必要、フォーマット変換や論文のレイアウト調整にもそれぞれ有料の入口がある」「宿題を提出するために一時的に会員登録をする」ことはほとんど日常的です。

QwenはPPT作成、文章校正、翻訳、問題解決のサポート、資料検索など頻繁に必要な機能を無料で提供しており、多くの学生から「複数の会員を合わせたような存在」として評価されています。また、小紅書のコメント欄では「節約できるサブスクリプション費用は、一台のiPad分に相当する」という声も上がっています。

大学生たちはQwenをさまざまな方法で使っています。英語四六級試験が終わると、誰かが小紅書に投稿し、「自分はQwenアプリで作文のテーマを当てた」と話しています。受験準備だけでなく、論文の場面でもよく話題になります。多くの学生はこれを「フォーマットの敵」として使い、数千もの大学の論文テンプレートを直接利用でき、ページの先頭行や目次、参考文献のスタイル調整を以前は時間がかかる作業だったものが、数分で完了させることができるのです。

この人気の裏には、学生たちが「会員壁」に対して集団的な疲れを感じているという背景があります。過去1年間で、学習用AIツールとしての執筆、翻訳、資料検索、PPT生成などが次々に登場しましたが、多くはコア機能を細分化し、サブスクリプションで段階的に解禁する形を取っているため、ユーザーは複数のアプリを使いながら作業フローを組み立てなければなりません。