中国中央テレビの「経済調査」番組は最近、人工知能技術を利用して大規模かつ一括して論文を制作する「黒工場」が暴露され、この灰色産業の驚くべき効率と運営モデルが明らかにされた。

報道によると、「武漢歓之歌情報諮詢有限公司」という企業を代表とする機関は、高給で「論文や文章の編集者」を募集している。同社の唐マネージャーは記者に対して、彼らは「原稿作成+AI」の運用モデルを使用しており、「操作が簡単で深く人間の介入が必要ない」ため、論文代行業の効率が非常に高いと明かした。従業員は主に「量」によって収入を得ている。
武漢歓之歌会社のコンピュータには、「2025年執筆詳細」というドキュメントがあり、同じ執筆者が「法学」「幼児教育」から「コンピュータ応用と技術」など「複数のまったく関係のない学問分野」の論文を完成させていることが示されており、その専門分野の幅広さに驚かされる。これは、専門知識ではなくツールに依存して一括生産を行っている本質を十分に示している。
もう一つ暴露された機関は「武漢瑞傑学尚教育諮詢有限公司」である。同社の沈マネージャーは率直に、「従業員が一日で30本の論文を作成できる」と語った。その秘訣は、従業員が「AIツールとデータベースを熟練して使用できること」であり、データを会社が提供するテンプレートに入力し、簡単な校正とレイアウトを施すだけで、迅速に論文を作成できるからである。
今回の暴露により、一部の企業がAIの強力なテキスト生成能力を利用し、論文代写を核としたブラック産業を形成しており、学術的誠実性と教育の公平性を深刻に乱していることが明らかとなった。
