智元ロボティクス社はこのほど、3つの新しい四足ロボット製品「D1Pro」「D1Edu」「D1Ultra」を発表しました。これらの製品は同時に智元ショッピングモールとJD.comに登場し、エンターテインメント・商業演出、教育・研究、産業用途の3つの分野をそれぞれ対象としています。
D1ProとD1Eduはエンターテインメント・商業演出および教育・研究のニーズに特化して設計されており、明確なシナリオ適応性を持っています。重さ15kgのD1Proはホイールを装着しない状態で最大3.7m/sの速度で走行でき、35cmの高さをジャンプし、連続して16cmの階段を上る動作が可能です。最大バッテリー駆動時間は2時間(負荷状態では1時間)です。商業公演において、D1Proは群衆の編成、同期ジャンプ、バックフリップなどの高度な動作を実行できます。同社が提供する有料レンタルモデルにより、エンターテインメント業界の設備投資コストを大幅に削減することが期待されます。
教育・研究のニーズに対応して、D1Eduには標準化された拡張インターフェースが搭載され、二次開発のための十分なスペースが用意されています。強化学習による運動アルゴリズムを搭載しており、瓦礫の山や階段の角など複雑な地形でもロボットが環境を自ら感知し、適応できるようにしています。これにより、ロボットの運動制御や環境認識に関する研究にリアルなシナリオデータのサポートを提供します。
また、このシリーズには産業用途向けのD1Ultraも含まれています。智元ロボティクスは複数の細分化された製品をリリースすることで、さまざまな分野における市場展開をさらに広げています。