5月、クオクが新しい「ディープリサーチ」機能を正式にリリースし、ユーザー向けに限定的な招待体験を開始しました。この機能は通義千問大規模モデルに基づいており、学術的なテーマや業界分析など複雑な課題に関する研究をサポートします。資料収集からデータ分析、意見の抽出、レポート作成までの一連のプロセスを実行でき、「入力したテーマで完成品を出力」することが可能です。

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ユーザーは現在、クオクアプリまたはPC端で招待コードを申請し、資格をアクティブ化すると、ホーム画面にある「ディープリサーチ」アイコンをクリックしてリクエストを送信できます。システムは数分以内に構造化されたレポートを自動生成し、PDFとしてエクスポートすることも可能です。これは研究調査、市場インサイト、専門的なプレゼンテーションなど、さまざまなシナリオに適しています。

「ディープリサーチ」は、「ディープサーチ」に続く、クオクがジェネラティブAI分野で行った重要なアップデートです。「ディープサーチ」は問題の分解とネット検索が主でしたが、「ディープリサーチ」はオープンなテーマに焦点を当てており、推論チェーンが長く、処理が複雑ですが、より高品質で実用価値のある「完成形」の出力を提供します。

この試みにより、AIは情報検索ツールからコンテンツクリエイションパートナーへと進化していることが示されています。クオク側は、今後ユーザーからのフィードバックに基づき、さらなる体験の最適化を行い、さらに多くのシナリオと機能の拡張を計画しています。