ニューラリンク社、人体臨床試験を開始

億万長者イーロン・マスク率いる脳インプラントスタートアップ企業ニューラリンク社は、四肢麻痺と筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者を募集し、同社の初のヒト臨床試験を開始します。

この試験の目的は、脳コンピューターインターフェース(BCI)インプラントツールの安全性と機能性を評価することです。最終的な目標は、麻痺患者が思考だけで外部デバイスを制御できるようにすることです。

これは、動物実験に続く、ニューラリンク社によるBCIの臨床応用に向けた重要な一歩です。

業界では、ニューラリンク社が人体へのインプラントを承認されるまで2~4年かかると予想されていますが、マスク氏は、試験が順調に進めば、最短6ヶ月で承認されると楽観視しています。

今回のヒト試験が成功すれば、ニューラリンク社は正式な承認申請に必要な貴重なデータを得ることができます。