Twelve Labsは、ビデオコンテンツの分析と検索を可能にする革新的なAI技術を開発しました。ユーザーは「赤いシャツを着た人がレストランに入った時間」など、特定のコンテンツで検索したり、ビデオクリップを自動的に要約したりできます。この技術は、Nvidia、Samsung、Intelなどの大手投資家の注目を集めています。

GoogleのGeminiなどの既存技術と比較して、Twelve Labsの最大の強みは高いカスタマイズ性です。顧客は独自のデータを使用してモデルをトレーニングし、具体的なニーズに合わせて機能を最適化できます。同社の共同創設者兼CEOである李在(Jae Lee)氏は、ビデオは成長が最も早く、データが最も密集したメディアであり、既存の検索方法では増え続ける需要を満たすことができないと述べています。

画像提供:Twelve Labs
Twelve Labsの技術は、広告挿入やコンテンツ審査の支援だけでなく、ハイライトクリップの自動生成にも役立ちます。現在、3万人以上の開発者が同社のプラットフォームを使用しており、DatabricksやSnowflakeなどの企業と戦略的パートナーシップを結んでいます。最近、Twelve Labsは3000万ドルの資金調達を行い、これまでに累計1億710万ドルの資金調達を実現しています。
さらに、Twelve Labsは前SKテレコムCTOの尹金(Yoon Kim)氏を社長兼最高戦略責任者として任命し、自動車やセキュリティなど新たな分野への事業拡大を推進しています。In-Q-Telによる投資は、特に国家安全保障分野において、Twelve Labsの技術が幅広い用途を持つことを示しています。
