今週開催されたビジネス会議で、OpenAI日本支社長の永志忠(ながし ただお)氏の発言が大きな注目を集めました。同氏は「GPT Next」に触れ、これは次世代の大規模言語モデル(LLM)の発表が間近であると広く解釈されました。
しかし、議論が加熱するにつれ、OpenAIはこれを釈明しました。永志氏のスライドに引用符付きで記載されていた「GPT Next」は、OpenAIのモデルが時間とともに指数関数的に進化していくことを示す比喩的なプレースホルダーに過ぎず、スライドのグラフも説明用の図解であり、OpenAIの具体的な計画スケジュールではないと広報担当者は説明しました。
それ以前、永志氏は会議で「GPT Nextと呼ばれるAIモデルは間もなく発表され、過去の成果を基に約100倍の進化を遂げるだろう」と述べていました。
永志氏が会議で提示したスライドには、2021年の「GPT-3時代」、2023年の「GPT-4時代」、2024年の「GPT Next時代」、そして「202x」と表記された「未来モデル」を含むタイムラインが示されていました。