グーグルは木曜日に、Geminiアプリケーションを通じてVeo3AIビデオ生成器に「画像からビデオ生成」機能を追加すると発表しました。これにより、AIクリエイティブツールの能力がさらに拡張されることになります。

機能の統合とグローバル展開

この機能は以前から、5月のI/O開発者カンファレンスで発表されたAIビデオツールFlowに搭載されていました。グーグルは5月にVeo3駆動のビデオ生成機能をリリースし、先週までに150か国以上で提供されています。

現在、ビデオ生成機能はGoogle AI UltraおよびGoogle AI Proプランのユーザーのみが利用可能です。ただし、1日あたりの作成数は3つに制限されており、その後の作成枠は含まれていません。

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操作方法と特徴的な機能

ユーザーは、プロンプトボックスのツールメニューから「ビデオ」オプションを選択し、写真をアップロードすることでビデオセグメントを作成できます。この機能は、プロンプトに音声を説明することで、ビデオに音声を追加することも可能です。ビデオ生成後、ユーザーは作品をダウンロードまたは他人と共有できます。

ユーザーの使用データは好調

グーグルによると、約7週間前からリリースされて以来、ユーザーはGeminiアプリケーションとFlowツールを通じて4,000万以上のビデオを生成しており、AIビデオ生成ツールに対する市場の強い需要を示しています。

デジタルウォーターマークによるコンテンツ認識の確保

AI生成コンテンツの追跡可能性を確保するため、Veo3モデルで生成されたすべてのビデオには「Veo」という視覚的なウォーターマークと、検出不可能なSynthIDのデジタルウォーターマークが付与されます。SynthIDは、グーグルAIツールで採用されている技術であり、AI駆動のデジタル作品を識別するために専門的に設計されています。

今年の初めに、グーグルはSynthIDを含むコンテンツを識別するための専用の検出ツールをリリースし、AI生成コンテンツの管理システムをさらに完備しました。