上海で開催された智譜オープンプラットフォーム産業エコシステムカンファレンスにおいて、人工知能分野で重要なニュースが発表されました。浦東ベンチャーキャピタルグループと張江グループは共同で、智譜に総額10億元の戦略的投資を実施し、最初の支払いもすでに完了しました。この大きな投資は、智譜が信頼できる人工知能インフラストラクチャを構築する上で大きな力を与えることになり、汎用人工知能(AGI)分野での展開を加速させることになります。

智譜 AI

智譜CEOの張鹏氏は、カンファレンスでの基調講演で、エコシステムパートナーと協力してAGIに向かうための2つの最新成果について詳しく説明しました。まず、智譜は新世代の汎用ビジュアル言語モデル「GLM-4.1V-Thinking」をオープンソースとしてリリースしました。このモデルは、優れた推論能力を核とした重要な突破であり、10Bレベルのマルチモーダルモデルのパフォーマンス上限を刷新し、視覚理解と言語推論の強さを示しています。

また、智譜は新たに「アプリケーションスペース」と呼ばれるMaaS(モデル即サービス)エージェント集約プラットフォームをローンチしました。このプラットフォームは、さまざまな業界のシナリオにおけるAIの能力を全面的に活性化することを目的としており、さまざまなエージェントを集約・呼び出し、企業や開発者に対してより使いやすく効率的なAIアプリケーション解決策を提供します。さらに、エージェントエコシステムの繁栄を促進するために、智譜はZファンドと連携し、数億円規模のエージェント開拓者向け特別支援計画を開始する予定です。これにより、より多くの開発者や企業がエージェント分野でのイノベーションと応用に参加することを目指しています。

今回の戦略的投資および一連の革新成果の発表は、智譜が人工知能分野でのリーダーシップと巨大な潜在力を示すものであり、信頼できるAIインフラストラクチャの構築とAGIの発展に向けてさらに確かな一歩を踏み出すことを示しています。